チビ猫の話 ⑦後編
ただでさえ里親探しは難しいのに、目が見えない
猫を引き取ってくれる人なんていないですよ
仮に保護団体が引き取ってくれたとしても、
貰いてがつかなければ返されるでしょうし
目が見えないと、転落やガスコンロに
上がって、大やけどしたりといった
事故リスクがあるから目が離せませんよ
そうでなければケージに入れて飼い、
自分たちの都合のいいときだけ出して
可愛がったりするかですね
今はかなり悪い状態です
風邪もひいているし、目の炎症が脳に
達したら、てんかんもちになったり
脳に障害が起きることも考えられます
もし生きられたとして、
猫の寿命が約15年、病院通いの金銭的な
負担も大きくなるでしょう
そんな猫を飼い続けることは、大変な
ストレスですよ
野良猫を保護することは悪いことでは
ないですが、安易に拾って来て面倒みてくれって
人もいるんですよね
言いにくいですが、安楽死という選択肢も
あります
A病院の先生と、よく相談してみてください
とりあえずの処置として、目を気づ付けないよう
前足の爪を切ってもらい、目に軟膏をつけてもらって、
帰った
チビ猫、独眼竜マサムネは、全盲になってしまった
……(涙)
⑧へ続く~
by 白順
by 白順