チビ猫の話 ⑦前編
さて、困ったのは新潟の義母の四十九日
19日の夜から、22日まで留守にしなければ
ならない
長男は勤務の都合で20日の夜にしか
来ることができないらしい
置きエサを食べれないマサムネを丸一日
置いておくのは厳しい
薬も飲ませないといけないし
きなこと接触させられないので(風邪が
うつるから)2匹は連れて行けない
きなこを留守番させて、マサムネを
連れて行くことにした
新潟に行く日、帰宅すると、サマムネの左目が
ビー玉のように腫れ上がっていた
気になるのか、後ら足や前足でしょっちゅう
目を掻いてしまい血がにじんでいる
大事な左目が潰れたら大変!
出発前に病院に連れて行くことにしたが、
最初にかかった猫専門のA病院は、
休診日だった
仕方ないので、近所のB病院へ
かいつまんで事情を話し、A病院が
休みなのでどうしたらいいでしょうかと
相談した
良くなったら、里親を探そうと考えていた
のですが…
と言うと、
先生は、マサムネを見るなり即座に
「里親は無理でしょうね」
と一蹴
そして左目を診察して
「あー、こっちの目もダメですね」
と…(涙)
眼球を摘出したほうがいいが、まだ小さいから
手術はできない
エリザベスカラーをつけるという手もあるが、
ものすごく嫌がって暴れるだろう
右目も空洞のままでは感染の恐れがあるから
目を縫ってしまうか、義眼を入れて埋めた
ほうがいいと…
そして、さらにB病院の先生はこう言った
⑦後編へ続く~
by 白順